男性の薄毛は、5αリダクターゼという酵素の増加で、テストステロン(男性ホルモン)を薄毛を引き起こすジヒドロテストステロンに変換してしまうことが主な原因なので、この酵素を抑制することと、血流の改善を促すことが治療の柱になります。
一方で、女性の場合はホルモン分泌の低下や栄養欠損、ストレスなどが原因の場合が多く見受けられますので、これらを改善する治療を行います。
このように、男性と女性では治療が異なりますが、個人個人の状態や患者さんの希望などを勘案し、それぞれの治療法を決定しています。
育毛を専門とするクリニックは多く存在しますが、当院の育毛治療は、治療の手段としてホルモンや栄養までをカバー、また、育毛治療に起こりがちな副作用にも、総合力を生かして対処することができる点が強みです。
< 男性用 >
基本的に以下の3点を処方します。
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内服 ミノキシジル 朝夜2回/1日
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内服 フィナステリド 1回/1日
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アストニッシュ ナノスカルプミスト 夜1回/1日
できれば、こちらの3点に成長ホルモンを加えることが望ましいです。
更に効果を高めたい場合は、亜鉛や鉄、ビタミンB5の適正量摂取のため「松倉式メディカル栄養療法」の検査をお勧めしています。
< 女性用 >
女性は、毛包が委縮する前に手立てを講じれば回復する可能性が高く、栄養やホルモンを補充することで効果が出ることも多いため、先ずは現在の状態を見極め、治療法を決定します。
基本的に
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総合ナチュラルホルモン補充療法検査(必要に応じて)
を行います。
(患者さんの希望なども考慮しますが、女性にも内服薬を処方することがあります)
その他にも男女ともに多様な選択肢を用意しております。
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育毛注射(ミノキシジル、または成長因子)
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デンキバリブラシ(低周波とLEDを搭載したブラシ型の機器。立毛筋を1秒間に1000回振動させるため、育毛にも効果が高いと認められている)
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育毛用サプリメント「パントレックス」
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育毛剤「KIP」(発毛や育毛に効く5種類の成長因子を配合)
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育毛剤「ロゲイン」(血流改善の働きがあるミノキシジルを配合)
また、髪が生えたり増えたとしても、副作用として体毛が濃くなったり、(男性の場合)性機能に支障を来たすなど新たな悩みが増えては、患者さんの満足度は低いものとなります。
そのため、当院の総合力を生かし、副作用にも以下のように対応しています。
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光やレーザーによる脱毛
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(男性の性機能障害には)男性ホルモンの処方